Q&A

質問コーナーです

お寄せいただいた質問に答えるページです。
まだまだ内容が薄いですが今後皆様からいただくご質問に答えるようにして育てて行きたいと思います。

自己宣言に関して

質問: EUに機械を輸出するに当たりCEの認証をとあるサイトで試験を受けています。その試験所から、昨年12月の改定でCEは自己宣言ではなくなりCE認証取得を認証機関から受ける必要となったとのことです。本当ですか?

答え: いいえ。基本は、自己適合宣言ですから、これまで通りご自分で適合を確認して適合宣言書を作成し、CEマーキングを表示出来ます。付属書 IVにある、いわゆる危険な機械でも、機械指令ではむしろ以前よりゆるくなっています。C規格がある場合は自己宣言が出来ます。またノーティファイドボディーの品質マネジメント認証を取得することによりC規格がなくても自己宣言できるようになりました。マネジメント認証に掛かる費用との兼ね合いを考えて有利な方法を選択できます。

((注記)機械規則では「付属書 IV」は、「付属書 I」になりました。)

EU代理人に関して

質問:  機械指令では、輸出先であるEUの輸入業者(メンテできる?)をCE取得の際に明記しなければならないようになったとのことですが、本当でしょうか?

答え: 本当です。機械指令2006/42/ECの一番大きな変更だと思います。Authorized Representative(代理人)が必要になったことです。代理人は、EU圏内に存在する法人や自然人である必要があります。現地法人や輸入代理店の住所・名称などを機械本体、宣言書、取扱説明書などに記載するようにしてください。
ご質問に(メンテできる?)とありますが、そのような技術的な要件は不要です。単なる輸入業者さんでも、単なる個人でも構いません。
((注記1)CEマーキングは“取得”するものでも、“認証”されるものでもありません。あくまでご自分で適合を確認して適合宣言をしてCEマーキングを表示できます。必要があれば当研究所へお問い合わせください。)

((注記2) 機械指令が機械規則になっても代理人は必要です。宣言書などの文書類はデジタル保存が可能になりましたが、顧客から要望があれば紙媒体での提供も必要です。)