機械を設計する人へ
日本を含め、いろんな国や地域には、安全な機械に関する「規格(standard)」があります。日本で使う機械は、日本の規格である、日本産業規格(JIS)に従うことになります。日本を含め多くの国や地域の規格は、ISOやIECと呼ばれる国際規格をもとにしていて、各国や地域の特色でやむを得ない場合を除き、同じ内容になっています。このようにして各国の規格を同様の内容にすることにより、その違いが、相互間の製品の流通の妨げにならないようにしています。
日本では、機械の安全に関しては、JIS B 9700 「機械類の安全性−設計のための一般原則− リスクアセスメント及びリスク低減」という規格が あります。国際規格では、ISO 12100がこれに相当します。