電気に関するリスクには、感電と火災があります。
一般的に、電圧が42Vを越えると感電するといわれています。規格によっては42.4Vとしています。洗濯機のように水のある場所で使う機器の場合は、42Vの半分の21Vと規定している場合もあります。42.4Vという数字は、60Vのピーク電圧を有する交流電圧の実効値になりますので、感電を起こす電圧をDC60V, AC42.4Vと規定している規格もありますし、単に42Vと規定している規格もありますので、該当する規格の規定に従ってください。単に42Vと規定されている場合は、この値を越えてはいけないので、ピーク値やリップル電圧も含め42Vを越える場合は感電すると判断します。感電を生じる部分を活電部と呼びますが、いかなる電圧であっても活電部と呼ぶ規格もありますので、該当規格を読んで判断してください。
感電は電流が人体を流れることのより生じます。電流が流れるためには電流が流れる回路(電流ループ)が必要で、そのインピーダンスが低ければ低い電圧でも大きな電流が流れることになります。そのため、単純に電圧だけでなく、接触電流(タッチカレント)や漏れ電流を規定した規格もありますので該当する規格の規定に従ってください。
電流が生じた場合、回路の抵抗に比例し、電流の2乗に比例した熱(ジュール熱)が発生します。この発熱が大きくなると、ついには発火し、火災につながります。過熱しない設計が第一ですが、必要に応じ、温度を下げるための放熱、温度が上昇しても燃えないような材料(難燃材)の使用、類焼防止用の隔壁の設置などで対応が必要な場合もあります。